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文芸時評

3月 ポスト真実の時代に 虚構が語る事実=田中和生

金井美恵子氏

 森友学園の問題から出てきた、公文書改竄(かいざん)という事態を文学的に見ると、言葉がかつてなく軽くなっていると感じる。なぜなら現政権が折に触れて示しているのは、言葉は事実でも真実でもなくてよいという言語観だからである。それでも政治の現場では、これまでの常識にしたがって言葉を「事実らしい」「真実らしい」ものにするという力が働くので、事実や真実の方をねじ曲げるようなことも起きる。

 しかし居心地が悪いのは、この言語観を「言葉では事実も真実も語れない」と言い換えると、多くの文学者が…

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