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公示地価

全用途、平均0.7%上昇 前年比、5年連続でプラス /千葉

 国土交通省が27日発表した公示地価は、県内全体の全用途(住宅地、商業地、工業地)平均で0・7%上昇した。前年比プラスは5年連続。上げ幅は昨年より拡大し、47都道府県中11位だった。株価上昇などで企業の経済活動が活発になり、船橋市、市川市、千葉市などの商業地は全体的に価格を上げた。特にJR船橋駅近くの土地の上昇率は昨年から大きく伸びた。=25面に公示地価一覧表【町野幸】

     県用地課によると、調査している1259地点のうち、上昇したのは582地点(全体の46・2%)、下落は331地点(同26・2%)で、4年連続で上昇が下落を上回った。東京都から離れた北総などの地域では下落が上昇を上回り、依然として地域間格差が激しい。

     県内全体の上昇率を用途別で見ると、住宅地は0・4%(昨年0・2%)で全国10位(昨年7位)▽商業地は1・7%(同1・4%)で12位(同11位)▽工業地は1・8%(同1・4%)で9位(同7位)だった。

    平均上昇率1位、6年連続で君津

     市区町村別で全用途平均の上昇率が最も高かったのは、6年連続の君津市で5・1%。2位は木更津市の2・6%。いずれも東京湾アクアラインの料金値下げの効果が大きい。3位は浦安市の2・3%だった。

     工業地は、昨年の浦安市を抜いた松戸市が8・7%で県内1位となった。県の地価公示鑑定評価員の佐藤元彦代表幹事は「外環道が今年6月までに開通することで非常に利便性が上がるということが理由」と説明している。

     全用途平均の下落率が最も大きかったのは白井市で2・7%。用途別でも住宅地で最も下落した。千葉ニュータウンが早い段階で開発されたことに伴い、現在は高齢者が多くなり、若年世帯が他市に流れているのが要因という。

    住宅地最高価格、6年連続で市川 商業地は柏

     住宅地の最高価格は市川市菅野1で6年連続。上昇率トップは木更津市請西南3で7・9%だった。一方、下落率では東京都のベッドタウンの柏市大室地区が6・8%で、東京圏(東京都、神奈川、千葉、埼玉、茨城の各県)の中で6位。駅から遠く利便性が劣ることや、高齢化が進み、若い世代から敬遠される傾向にあることが背景にあるという。

     商業地の最高価格は、昨年に引き続きJR柏駅東口の柏市柏1。上昇率1位はJR船橋駅近くの船橋市本町4の8・3%で、昨年の4・3%から大きく伸び、昨年1位の君津市南子安6を上回った。街の中心で利便性が高く収益性が高いことから、取引価格が上がっているという。佐藤代表幹事は「もともと商業地は需要が高い。東京都内に比べて値上がりは遅いくらいだったが、今年は本格的に上がってきた」とし、「株価の上昇などが不動産取得マインドを後押しした」と総括した。


    県内の住宅地・地価上位10地点

        所在地                地価        上昇率

     (1)市川市菅野1の7の16      33.7 (33.3) 1.2

     (2)市川市八幡4の12の9      32.5 (32.0) 1.6

     (2)浦安市舞浜3の27の9      32.5 (31.3) 3.8

     (4)市川市妙典5の16の6      31.8 (29.9) 6.4

     (5)市川市真間2の2の2       31.7 (31.0) 2.3

     (6)浦安市北栄3の8の8       31.5 (30.5) 3.3

     (6)浦安市北栄3の36の9      31.5 (30.5) 3.3

     (8)浦安市美浜4の19の13     30.9 (30.8) 0.3

     (9)千葉市中央区春日2の9の4    30.6 (29.3) 4.4

    (10)市川市菅野3の20の5      30.4 (30.0) 1.3


    県内の商業地・地価上位10地点

     (1)柏市柏1の4の27       155.0(153.0) 1.3

     (2)千葉市中央区富士見2の2の3  146.0(140.0) 4.3

     (3)船橋市本町4の3の20     130.0(120.0) 8.3

     (4)市川市八幡2の16の6     125.0(116.0) 7.8

     (5)柏市旭町1の1の4       121.0(119.0) 1.7

     (6)松戸市本町1の11       108.0(106.0) 1.9

     (7)市川市市川1の9の2       99.8 (95.0) 5.1

     (8)千葉市中央区富士見1の1の14  99.0 (95.0) 4.2

     (9)習志野市津田沼1の2の23    89.2 (85.7) 4.1

    (10)船橋市前原西2の13の13    79.0 (75.0) 5.3

     ※単位は、地価が1平方メートル当たり・万円、上昇率は%。カッコ内は昨年。新規地点や調査の選定替えがあった地点は昨年の地価や変動率が出ていない


     ◆市区町村別の地価変動率

    住宅地ベスト5

    (1)君津市    5.3%(5.5%)

    (2)木更津市   2.8%(2.9%)

    (3)浦安市    1.8%(1.0%)

    (4)習志野市   1.7%(1.1%)

    (5)千葉市中央区 1.3%(0.9%)

    (5)千葉市稲毛区 1.3%(0.6%)

    住宅地ワースト5

    (1)白井市   ▼3.6%(▼3.8%)

    (2)野田市   ▼1.9%(▼1.5%)

    (3)我孫子市  ▼1.4%(▼1.6%)

    (3)佐倉市   ▼1.4%(▼1.5%)

    (5)栄町    ▼1.2%(▼1.7%)

    商業地ベスト5

    (1)君津市    6.4%(6.3%)

    (2)市川市    4.6%(3.4%)

    (3)船橋市    3.2%(2.3%)

    (4)浦安市    3.0%(2.1%)

    (5)木更津市   2.6%(2.4%)

    商業地ワースト5

    (1)芝山町   ▼1.2%(▼0.6%)

    (2)九十九里町 ▼0.8%(0.0%)

    (3)白子町   ▼0.7%(▼0.7%)

    (3)銚子市   ▼0.7%(▼0.5%)

    (5)流山市   ▼0.6%(▼0.5%)

    (5)野田市   ▼0.6%(▼0.3%)

     ※カッコ内は昨年の変動率。▼はマイナス

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