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ひと

上原正三さん=「キジムナーkids」で第33回坪田譲治文学賞を受賞

 「アリアリ、アレーヌーヤガ?」(ああ、あれはいったいなに?)。出だしからウチナーグチ(沖縄方言)がほとばしる。戦後間もない沖縄が舞台。米軍軍政下、子どもたちがたくましく生き抜く姿を描いた。土地の言葉を使って躍動する子どもたちだが、それぞれ沖縄戦の悲劇を背負う。

 「生き延びた私たち世代の体験をきちんと伝えたかった。焦土から復興できたのは、ウチナーグチの力があったと。戦中まで方言で話すと罰せられたものですが、戦後再び使い始めたことで、誇りを取り戻せたのです」

 初めての小説で、それも傘寿での文学賞とはめったにあるまい。とはいえシナリオライターとしてのキャリアは半世紀を超える。初期のウルトラシリーズの骨格を築いた一人だ。思えば単純な勧善懲悪の物語ではなかった。時に正義と信じていたものが揺れ逆転する。それはウチナー(沖縄)から見たヤマトゥ(本土)でもあったのだろう。

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