皇室

11回目の沖縄、慰霊の旅 陛下に「感謝」 遺族「平和願う思い同じ」

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沖縄戦没者墓苑で戦没者遺族と対話される天皇、皇后両陛下=沖縄県糸満市で27日、津村豊和撮影
沖縄戦没者墓苑で戦没者遺族と対話される天皇、皇后両陛下=沖縄県糸満市で27日、津村豊和撮影

 皇太子時代と即位後を通じて11回目となる天皇、皇后両陛下の沖縄県への訪問が27日実現した。多数の住民が犠牲となった太平洋戦争末期の沖縄戦。来年4月末の退位が近づく中、慰霊を続けられる両陛下の姿に、戦後複雑な思いを抱えてきた遺族からは感謝の言葉が聞かれた。

 沖縄戦の激戦地だった糸満市摩文仁(まぶに)に建立された、18万柱余りの遺骨が眠る国立沖縄戦没者墓苑。車から降りた天皇陛下から「遺族会のために頑張ってこられましたね」と言葉をかけられた県遺族連合会の前会長、照屋苗子さん(82)は「ずっと沖縄に心を寄せてくださった」と語った。

 照屋さんは、陛下が天皇として沖縄を初訪問した1993年に面会し「ご苦労なさいましたね」と言葉をかけられたことがある。沖縄戦で父や姉、弟ら家族5人を亡くした。戦後、苦労の末に亡くなった母を思うと「どうしてもっと早く来て、母にその言葉をかけてくれなかったのか」と複雑な心境だった。

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