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鋤田正義さん

ボウイさん撮り続けた40年 古里で写真展

写真家の鋤田正義さんと、国内外で撮影したデビッド・ボウイさんの写真=山崎あずさ撮影

福岡・直方出身の写真家

 2016年1月に69歳で亡くなった英国の世界的ロック歌手、デビッド・ボウイさんを40年以上撮影し続けたことで知られる福岡県直方市出身の写真家、鋤田(すきた)正義さん(79)の里帰り写真展が、4月3日から同市の直方谷尾美術館で始まる。実行委員会代表の河野一太さん(55)は「鋤田さんのキャリアを通して『夢をあきらめない』という志を、若い世代に伝えたい」と意気込む。【山崎あずさ】

鋤田正義さんが撮影したデビッド・ボウイさんのアルバム「ヒーローズ」の写真=(c)Sukita (c)1977/1997 Risky Folio, Inc. Courtesy of The David Bowie Archive TM

 鋤田さんは1938年生まれで、大阪の日本写真専門学校(現日本写真映像専門学校)で学び、広告代理店勤務などを経て独立。英国のサブカルチャーに興味を抱いて72年に渡英し、ボウイさんに自らの作品を見せて気に入ってもらって撮影を始めた。アルバム「ヒーローズ」のジャケットに写真が使われるなど次第に信用を得て、ボウイさんが亡くなるまで交流を続けた。

 この間、英ロックバンド「T・REX」のマーク・ボランや、日本の音楽グループ「イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)」など国内外の数多くのアーティストの撮影も手がけてきた。

アルバムジャケットにも使われたYMOの写真=(c)Sukita

 里帰り展は、16年春に鋤田さんが帰郷した際、直方市で写真館を営む河野さんに「直方で写真展を開きたい」と伝えたことがきっかけだった。河野さんは知人のウェブデザイナーや美術館学芸員らに声を掛けて昨年7月に実行委を結成。鋤田さんの成功体験が若い世代に伝わる写真展を目指して準備している。

 ボウイさんら著名人の写真に加え、鋤田さんが暮らした当時の直方の風景など六十数年で撮りためた写真から100点以上を選んで紹介する。5月20日までの会期中は母校の直方高での講演会や、ロックバンド「シーナ&ロケッツ」の鮎川誠さんとのトークイベントも予定している。鋤田さんは「高校生の時に撮った母親や直方の写真に自分の原風景がある。展覧会をぜひ楽しんでほしい」とのコメントを寄せている。

 実行委は作品の運搬費などを集めるため、30日までインターネットのクラウドファンディングで資金を募る。鋤田さんによるポートレート撮影の権利など寄付に応じた特典もある。写真展の詳細は「鋤田正義写真展『ただいま。』」のホームページ(http://www.sukita.photo/)で。

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