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第94回センバツ高校野球

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打てない速球、明秀日立・細川のすごさ

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【高知-明秀日立】明秀日立のエース細川=阪神甲子園球場で2018年3月27日、猪飼健史撮影 拡大
【高知-明秀日立】明秀日立のエース細川=阪神甲子園球場で2018年3月27日、猪飼健史撮影

 ○明秀日立(茨城)10-1高知(高知)●

 分かっていても打てない速球。それが明秀日立の右腕・細川のすごさだ。

 象徴的なのが一回、3番・谷岡から三振を奪った場面。テークバックが小さい腕振りから初球にスライダーを見せた後、4球連続で速球で押し、最後も内角の139キロでバットに空を切らせた。本塁ベース寄りに立って速球を使いづらくさせようとした谷岡だが「球が重い。スパンとじゃなく、ゴーッと来る」と感心した様子。投球の6~7割程度が直球で、130キロ台後半と目を見張る球速もないが、5安打1失点しか許さず。細川も「どんどん腕を振って投げた」と満足顔だ。

 高校入学後、肩甲骨の柔らかさや肩の強さなどが金沢監督の目に留まり、内野手から投手に転向した。兄の成也がプロ野球DeNAの期待の若手という好素材は今冬、ユニホームがワンサイズ大きくなるほど下半身が力強くなり、通常の1・5倍重いボールで球を切る感覚も磨いて速球の威力が増した。さらに直球と同じ球速ながら、わずかに打者の手元で変化するツーシームも習得。この日は2巡目からスパイスとして交ぜたが、直球と変えたのは握りだけで腕の振りが同じため、違いが分からずに芯を外される打者もいた。

 チームの甲子園初白星に続いて2試合連続完投勝ち。次は大阪桐蔭に挑む。「気持ちでぶつかっていく」と細川。横綱相手でも腕を振り抜く。【新井隆一】

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