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第93回センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から4月1日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

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高知の中屋投手、一度手放した流れは…

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【高知-明秀日立】高知先発の中屋=阪神甲子園球場で2018年3月27日、猪飼健史撮影 拡大
【高知-明秀日立】高知先発の中屋=阪神甲子園球場で2018年3月27日、猪飼健史撮影

 ○明秀日立(茨城)10-1高知(高知)●

 一回、先頭打者への2球目。外角を狙った直球が真ん中高めに入ると、フェンス直撃の左越え二塁打を浴びた。高知の中屋友那(なかや・ゆうな)投手(3年)、鋭いスイングを目にして「甘いところに入ったら持っていかれる」。恐怖から右腕が振れなくなった。

 1点を先取された一回1死一塁。4番・芳賀を迎えて以降、ストライクが入らない。3者連続四球で押し出し。二回も3四死球を与え、イニング途中で右翼に回った。

 本当の持ち味は制球力。コースに投げ分け打たせることで、守り勝つ野球を目指してきた。試合途中にブルペンで修正し、六回から再びマウンドを任されたが、一度手放した流れは引き寄せられなかった。

 小学6年からバッテリーを組む島内が練習試合で骨折し、記録員としてベンチ入り。他の捕手とのコンビで引っ張っていくはずが、サインに首を振る余裕すらなかった。「リードが任せきりになってはいけない。自立しないと」。新たな成長につながるきっかけを甲子園のマウンドが与えてくれた。【藤田健志】

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