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しあわせのトンボ

オマケの人生=近藤勝重

 子供の頃から人より胸がへこんでいることに気づいていた。それが気管支や肺系統に関わっていることを知ったのは、後年、実際に気管支炎などを患うことになってからだ。

 家庭医学の本に乳幼児の頃の病気に関係しているという記述があったが、はてさて自分がどんな病状だったのか。知りたいと思った時には両親はすでに他界していた。

 母親の七回忌の時、兄に胸の深いくぼみのことを尋ねると、「お前は赤ん坊の頃、肺炎にかかってな、仮死状態になっていたのが奇跡的に生き返ったんや」と思いがけない言葉が返ってきた。戦後の混乱期である。ひどい栄養状態は察しがつくが、なぜ生き返ったのかは兄も首をかしげるばかりだった。

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