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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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第90回選抜高校野球

第7日 星稜、23年ぶり春勝利

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【富島-星稜】三回裏星稜1死一塁、山瀬が適時二塁打を放つ=阪神甲子園球場で、久保玲撮影 拡大
【富島-星稜】三回裏星稜1死一塁、山瀬が適時二塁打を放つ=阪神甲子園球場で、久保玲撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 (阪神甲子園球場)

 29日は2回戦残り2試合と3回戦1試合。第1試合は星稜(石川)が春夏通じて初出場の富島(宮崎)に逆転勝ちし、1995年以来23年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。第2試合は、出場36校最後に登場した三重が日大三(東京)に快勝した。第3試合は、ともに危なげなく初戦を突破した東海大相模(神奈川)と静岡が8強一番乗りを懸けてぶつかる。

 ▽第1試合=2回戦(午前9時2分開始)

富島(宮崎)

  002000000=2

  10720001×=11

星稜(石川)

 星稜は一回2死満塁から河井の遊撃強襲の適時内野安打で1点を先取。富島は三回に松浦の右越え適時三塁打と中川の右前適時打で2点を挙げて逆転に成功した。

 星稜は三回に竹谷の右前適時打で同点。山瀬の中堅左への適時二塁打、南保の右越え適時二塁打などでこの回打者11人の猛攻で計7点を奪い、試合をひっくり返した。

 星稜は四回、山瀬の左越え二塁打で2点を加えた。星稜は八回、河井の適時打で1点を加えた。

 星稜は三回途中から登板した2番手・奥川がリードを守りきった。

出場校情報分析

 ○…春夏通算30回目の甲子園となる星稜(石川)。今回のセンバツは、野球部員らが手分けして、出場校のデータ分析に取り組んでいる。新聞や雑誌の記事、インターネット上の動画などを参考にノートに情報をまとめる。初戦の富島(宮崎)を分析した山瀬慎之助捕手(2年)は「機動力で勝負してくる相手。盗塁は全部自分が刺したい」と意欲を燃やす。

「逆転」真骨頂、一挙7点

 ともに「逆転の」という冠をつけて呼ばれることもある星稜と富島の両チーム。三回に星稜が相手のミスにも乗じて「再逆転」に成功し、23年ぶりのセンバツ勝利をつかんだ。

 富島に逆転を許した直後、1点を追う三回の攻撃だった。連続四球で無死一、二塁とし竹谷の適時打で追いつく。西岡の内野ゴロ、河井の犠飛、鯰田の適時打、山瀬の適時二塁打と5者連続で打点を挙げた。暴投で1点加え、さらに南保が7点目の適時二塁打を放った。

 星稜は一回に先制したものの、二回は富島の右腕・黒木将に3者凡退に抑えられた。テンポの速い投手だけに「打撃投手にクイックで投げてもらってタイミングの取り方をはかってきた」と南保。

 星稜といえば2014年夏の石川大会決勝で九回に0-8からサヨナラ勝ちするなど、数々の逆転劇を演じてきている。一方、富島も昨秋、宮崎大会から逆転に次ぐ逆転で春夏通じて甲子園初出場にたどり着いた。

 富島の浜田監督は「逆転の星稜ですが、こちらも逆転の富島ですので終盤までもつれたい」と話していたが、センバツ12回目の出場と経験豊富な星稜が一枚上手だった。【吉見裕都】


 ▽第2試合=2回戦(午前11時37分開始)

日大三(東京)

  000000000=0

  00000350×=8

三重(三重)

三重、完封勝ち

 日大三は2年生右腕・井上、三重は右腕・定本が先発。

 両チームともに得点圏に走者を進めたが、五回を終えて無得点。

 三重は六回、井上が二塁内野安打で出塁。1死後、浦口の右中間三塁打で先制。曲も左中間適時打で続き、2死後には東の三塁適時内野安打で計3点を挙げた。

 三重は七回、5連打などで5点を加えた。

 三重は定本が完封した。

記録員で後押し

 ○…三重の森島琉友(りゅうゆう)さん(3年)は記録員としてベンチに入る。中学3年の時、三重野球部OBの父・隆さん(43)から「スコアが書けないと恥ずかしい」と言われ、正確な記録の仕方を学んできたつもりだ。センバツメンバーから漏れた時は落ち込んだが「記録員としてベンチで甲子園を味わう」と気持ちを切り替えた。「試合に出ない僕だからこそベンチ内を冷静に見られる。勢いづくような声かけを忘れない」と意気込む。

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