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第103回全国高校野球選手権

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第90回選抜高校野球

日大三OB・指導者志す根岸さん 優勝目指す後輩支え 全力尽くす大切さ伝えたい /東京

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選手たちを支えるOBの根岸昂平さん=兵庫県西宮市で 拡大
選手たちを支えるOBの根岸昂平さん=兵庫県西宮市で

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 第90回選抜高校野球大会に出場している日大三に、野球の指導者を志す根岸昂平さん(25)が同行している。野球部OBで、2010年にセンバツで準優勝したチームの主力だった。夢を実現するため教員を目指して勉強しながら、センバツ優勝を目指して戦う後輩たちを支える。【蒔田備憲】

 根岸さんは高校時代、内野手、外野手として準優勝に貢献した。日大に進んでからも3年生でリーグ2位の打率を記録するなど活躍し卒業後は社会人の強豪、日本通運でプレー。都市対抗野球にも出場した。

 プロ野球のドラフト指名を心待ちにしていたが、声はかからず、高校野球の指導者になろうと決意。営業の仕事を1年経験し、今年2月に退職した。

 日大三ナインと行動をともにするきっかけは、小倉全由監督が、根岸さんの新たな目標を知ったことだった。小倉監督は「センバツの期間中、練習を手伝ってほしい」と打診。チームが関西入りした18日以降、選手たちに付き添っている。

 年齢も近く、経験も豊富な根岸さんに、選手は積極的に質問をぶつける。金子凌三塁手(3年)は「バッティングの細かいポイントを指導してくれます」。柳沢真平外野手(同)は「守備時の意識の持ち方などを、具体的に教えてくれます」と信頼を寄せる。

 根岸さんは高校時代、選手の多くが所属するスポーツクラスではなく、普通科に通った。授業の時間も課題も多かったが、レギュラーをつかんだ。小倉監督が声をかけたのも、「努力してきた姿が、選手の模範になる」と考えているからだ。

 根岸さんは「野球はもちろん、それ以外のことにも全力で取り組む大切さを伝えたい」と話し、選手たちを温かく見守っている。

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