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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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強制不妊手術

闇に光 義姉「障害者に春を」 初弁論

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旧優生保護法の下で強制された不妊手術について国に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論を終え、会見する原告の義理の姉=仙台市青葉区で2018年3月28日午後0時26分、喜屋武真之介撮影
旧優生保護法の下で強制された不妊手術について国に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論を終え、会見する原告の義理の姉=仙台市青葉区で2018年3月28日午後0時26分、喜屋武真之介撮影

 「当事者たちの粘り強い一つ一つの活動がつながり、裁判につながった」--。障害者らへの強制不妊手術を認めてきた旧優生保護法(1948~96年)に対し、初の司法判断を仰ぐ国賠訴訟が28日、仙台地裁で始まった。傍聴席数の2倍以上の人が詰めかけ、車いすやろうの人も抽選の列に並ぶなど障害者の関心の高さも示した。原告の60代女性を支える義理の姉は「障害も個性。みんなの顔が見える社会になってほしい」と訴えた。

 この日の弁論の後に開かれた記者会見。姉は支援者らに感謝を示した上で、「優生保護法(のイメージ)は冬の海の鉛色。暗い闇の中で障害者と家族は生きてきた」と語り、「裁判を通じて、それを春のブルー色にしたい」と語った。「障害者であっても個性があり、できることはたくさんある。それに気付くことが社会の責任。障害者のレッテルを払拭(ふっしょく)したい」と訴えた。

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【旧優生保護法を問う】

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