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旧優生保護法を問う

旧優生保護法下で不妊手術を強制された障害者らの記録に関する毎日新聞の全国調査で、強制手術を受けた人の約8割に当たる1万2879人の資料が確認できなくなっていることが判明した。「記録のない被害者」をどう特定し、救済につなげるか。

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強制不妊

国、具体的主張控える 原告「苦痛計り知れず」

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旧優生保護法の下で強制された不妊手術について国に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論を終え、会見した原告の義理の姉=仙台市青葉区で2018年3月28日午前11時29分、喜屋武真之介撮影
旧優生保護法の下で強制された不妊手術について国に損害賠償を求めた訴訟の第1回口頭弁論を終え、会見した原告の義理の姉=仙台市青葉区で2018年3月28日午前11時29分、喜屋武真之介撮影

 旧優生保護法(1948~96年)は個人の尊厳を保障する憲法に違反するなどとして、同法に基づき15歳で不妊手術を強制された知的障害のある宮城県の60代女性が国に1100万円の慰謝料を求めた国家賠償請求訴訟の第1回口頭弁論が28日、仙台地裁(高取真理子裁判長)であった。原告側は「行政や国会は母体保護法への改正後も救済策を怠った」などと主張。国は原告の請求を棄却するよう求めたが、国会が救済に向けて動いていることなどを受け、具体的な主張は控えた。

 旧優生保護法下で不妊手術を強制された当事者による国賠訴訟は初めて。この日、原告の女性は出廷を見送り、女性を支えてきた義姉が弁論を傍聴した。

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