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第103回全国高校野球選手権

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強気の姿勢、チームに影響 彦根東・増居

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【彦根東-慶応】彦根東先発の増居=阪神甲子園球場で2018年3月28日、森園道子撮影 拡大
【彦根東-慶応】彦根東先発の増居=阪神甲子園球場で2018年3月28日、森園道子撮影

 ○彦根東(滋賀)4-3慶応(神奈川)●(2回戦・28日)

 かつては苦手にしていた左打者にも、彦根東の左腕・増居は自信を持って投げ込んだ。

 1点リードを許し、なおも七回1死一、三塁のピンチ。慶応の1番・宮尾に対して追い込んでからの4球目は、昨秋から使い始めた外角のスプリットだった。直球と同じ振りでわずかに落ちる変化球を、狙い通り引っかけさせて二ゴロ併殺に打ち取った。「(宮尾は)足は速いが、ゴロを打たせれば併殺にできると思った。出来すぎ」と、してやったりの表情を見せた。

 課題を克服しようと、冬場は左打者の外角にきっちり投げ切る練習を繰り返してきた。この日は両校監督が試合前にキーマンに挙げていた慶応の宮尾と4番・下山の左打者2人を無安打に抑えた。また、坂道を走って下半身を鍛え、ストレッチで股関節の可動域を広げたことで球威が増し、自己最速を140キロに更新した。

 昨夏の甲子園では2年生ながら開幕試合で完投し、チームを春夏を通じて5回目の出場で初勝利に導いた。村中監督は「強気の姿勢が仲間にも大きな影響を与えている」と信頼を寄せる。2009年に21世紀枠で56年ぶりの甲子園出場を果たして以来、9年ぶりにセンバツに戻ってきた彦根東。昨夏から大きく成長を遂げた背番号1が、待望の春の初白星をもたらした。【長田舞子】

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