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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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第90回選抜高校野球

第8日 航空石川、逆転サヨナラ

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【明徳義塾-日本航空石川】九回裏日本航空石川無死一、二塁、原田が逆転サヨナラとなる3点本塁打を放つ=阪神甲子園球場で、森園道子撮影 拡大
【明徳義塾-日本航空石川】九回裏日本航空石川無死一、二塁、原田が逆転サヨナラとなる3点本塁打を放つ=阪神甲子園球場で、森園道子撮影

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 (阪神甲子園球場)

 第8日の30日は3回戦3試合。第1試合はセンバツ初出場の日本航空石川が3番・原田の逆転サヨナラ3点本塁打で昨秋の明治神宮大会覇者の明徳義塾(高知)を破り、8強入りした。第2試合は智弁和歌山が国学院栃木を降し、7年ぶりにベスト8に進んだ。智弁和歌山の高嶋仁監督は春夏通算監督勝利数を史上最多の66に更新した。第3試合は2年前の覇者・智弁学園(奈良)と明治神宮大会準優勝の創成館(長崎)が激突。

 ▽第1試合=3回戦(午前9時2分開始)

明徳義塾(高知)

  000000010=1

  000000003=3

日本航空石川(石川)

 【審判】球審=金丸 ▽塁審=尾崎、乗金、高田

 明徳義塾は初戦に続きエース右腕の市川、日本航空石川は背番号10の左腕・杉本が先発した。両チームとも五回まで無得点。日本航空石川は六回1死一、三塁の好機を作ったが、後続が倒れた。

 日本航空石川は八回1死二塁のピンチで2番手・大橋に継投。明徳義塾は藤森の左前打で1死一、三塁とし、暴投で1点を先取した。

 日本航空石川は九回無死一、二塁から原田が左翼席へ逆転3ランを放ち、サヨナラ勝ちした。

吹奏楽部も全力

 ○…センバツ初出場の日本航空石川のアルプス席には兄弟校・日本航空(山梨)の吹奏楽部も駆けつけた。両校の吹奏楽部は開幕直前に合同合宿を行い、曲のリズムや音の強弱を確認。日本航空吹奏楽部の大久保榛菜(はるな)部長(3年)は「甲子園は相手の吹奏楽部との戦いでもある」と意気込み、日本航空石川の上村温(のどか)部長(3年)も「全力の音で応援するので、選手も全力を出してほしい」とエールを送る。

狙いすまし3ラン

 1点を追う九回無死一、二塁。日本航空石川の原田が、初球を思い切りよく振り抜くと大きく弧を描いた打球は左翼席に飛び込む逆転サヨナラ3ランに。歓喜に沸く日本航空石川と、ぼうぜんとする明徳義塾。喜びと悔しさが甲子園に交錯した。

 緊迫した投手戦だった。日本航空石川の左腕・杉本は、昨夏の甲子園を経験。新チーム結成後は背番号1を背負ったものの、フォームを崩し、昨秋の公式戦では6試合に登板して防御率5点台。今大会はエースナンバーを大橋に譲ってしまっていた。だが、この日は、130キロ台の直球に110キロ台のチェンジアップを織り交ぜ、八回1死二塁で大橋に交代するまで、明徳義塾打線にわずか2安打しか許さなかった。

 昨秋の明治神宮大会を制した明徳義塾のエース市川も、初戦となった2回戦の中央学院(千葉)戦では、八回に4四死球と突如制球を乱すなど計5失点を喫し、「投げ急いで焦ってしまった。自分の投球を崩さないようにしたい」と雪辱を期したマウンドだった。この日は、140キロ前後の力のある直球とスライダーを軸に丁寧に両コーナーに投げ分け、強打の日本航空石川打線を抑え込んでいた。

 日本航空石川は継投が裏目に出て、八回に先制を許して窮地に立たされたが、それを「狙い球を絞って一発で仕留めたい」と話していた原田の一振りでひっくり返した。石川県勢として23年ぶりの8強入りを成し遂げ、勢いはさらに加速しそうだ。【平本泰章】

 ▽第2試合=3回戦(午前11時30分開始)

国学院栃木(栃木)

  000000130=4

  41101000×=7

智弁和歌山(和歌山)

 【審判】球審=山口 ▽塁審=堅田、永井、小林

智弁和歌山、逃げ切る

 智弁和歌山は一回、林の左越え2点三塁打と敵失で4点を先取した。智弁和歌山は二回、神先、西川の連続長短打で1点を加えた。

 智弁和歌山は三回、2番手で登板した国学院栃木・渡辺から神先が三塁適時内野安打を放って1点を追加した。

 智弁和歌山は五回1死二、三塁、林の二ゴロで1点を加えた。

 国学院栃木は七回、併殺の間に1点を返した。

 国学院栃木は八回、近藤の中前適時打と毛塚の左中間2点三塁打で計3点を返した。

 智弁和歌山が逃げ切った。

動画で部員紹介

 ○…国学院栃木の応援団が乗る地元・栃木市からのバスの中では、野球部員の紹介や応援方法をまとめたオリジナル動画が流されている。長さは約30分で、野球部に親しみを感じて、アルプス席での応援をより楽しいものにしてもらおうと、三浦純コーチ(26)らが作製した。

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