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時代の波にもまれる日本企業や組織を描く「変革」第11部は、04年の球界再編問題から大きく変化してきたプロ野球のパ・リーグに迫る。

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第6部 伊藤忠商事/16 中国市場、提携で大勝負

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 2013年10月、東京・赤坂の中華料理店で、伊藤忠商事社長の岡藤正広(68)は、タイ最大の華僑系企業集団「チャロン・ポカパン」(CP)上級会長の謝国民(78)と上級副会長の楊小平(54)に向き合っていた。「伊藤忠の筆頭株主にならせてください」と切り出した楊に、岡藤は「やるなら(株式の)持ち合いだ」と返し、資本・業務提携に向けて動き出した。

 謝の右腕的存在の楊は、更に大きな構想を描いて次の動きに出る。中国最大のコングロマリット(複合企業)「中国中信集団(CITIC)」本社との3社による提携だ。CITIC董事長(会長)の常振明(61)は、楊と同じ日本通であり、親しい間柄だ。楊は「御社も一緒に連合しましょう」と提案し、「政治、経済の両面から(日中)両国が手を組む方向は正しい」と前向きな反応を得た。

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