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栃木女児殺害

検察側の訴因変更許可 犯行場所と日時

 栃木県日光市(旧今市市)の小学1年の女児(当時7歳)を殺害したとして殺人罪などに問われ、1審で無期懲役とされた勝又拓哉被告(35)の控訴審第7回公判が29日、東京高裁であった。藤井敏明裁判長は、従来より殺害の場所と日時を広げる検察側の訴因変更請求を許可。勝又被告は、変更後の起訴内容について改めて「違います。殺していません」と無罪を主張した。

     許可されたのは、検察側が従来の起訴内容に予備的に加えるとした訴因変更請求。殺害場所は「茨城県常陸大宮市の林道」から「栃木県か茨城県内とその周辺」、日時は「2005年12月2日午前4時ごろ」から「(下校中の被害者が同級生と別れたとされる時間を起点とした)同1日午後2時38分ごろから同2日午前4時ごろ」に広がった。

     1審・宇都宮地裁の裁判員裁判は16年4月、被告が捜査段階で「被害者を林道に立たせ、右肩を押さえて胸などを6~7秒で10回刺した」などと述べた自白の信用性などを認めて有罪とした。

     しかし昨年10月に始まった2審で、弁護側は「被害者はかなり出血したはずなのに、現場に残された血痕が少ない」などとし、自白は誘導されたものだと主張。高裁が昨年末に検察に訴因変更請求を促し、検察側が今年1月に請求していた。

     これに対し、弁護側は「争点は1審で詰めに詰められている。(控訴後)1年半以上が経過した時点で訴因が変更されるなら、主張する証拠構造の再構築が必要となる可能性がある」などと反論したが、高裁は「1審では、訴因変更の必要性が看過されていた。訴因変更後も弁護側主張の全体構造は変わらない」として変更を許可した。

     次回公判は6月8日。弁護側と検察側がそれぞれ意見を述べ、結審する見込み。【石山絵歩】

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