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第103回全国高校野球選手権

第103回全国高校野球選手権大会(8月10~29日)の特集サイトです。

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三重の梶田「強み」の足技でかき回し成功

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 ○三重(三重)8-0日大三(東京)●

 三重の走者はアウトになることを恐れず、積極果敢に二塁を目指していく。チーム初盗塁を決めた梶田が「チームの強み」と自慢する足技でかき回すことに成功し、日大三の先発右腕・井上を攻略した。

 六回1死一塁、9番・井上の二盗が光った。50メートル走6秒5程度で俊足とは言えないが、井上のけん制の癖は見抜いていた。「右足をプレートから外すけん制しかなかった」。素早いけん制球は来ないと分かれば、リードに余裕が生まれる。5球目にスタート良く二塁を陥れ、「気楽になった」という浦口の先制三塁打を生み出した。

 チームは二回に二盗を2度失敗していたが、昨年8月に就任した今大会最年少の28歳の小島監督は「足を止めては駄目」と、采配に迷いはなかった。日大三の初戦を甲子園で見て、捕手の肩の弱さをチームの共通認識にした。さらにサインはほとんどがランエンドヒット。打者にもバットを振らせていくことで、相手捕手に送球させにくくする工夫も施していた。

 七回にも3盗塁やランエンドヒットが効果を生み、一挙5点を奪った。2014年夏の甲子園で準優勝した打撃力に魅力を感じて入部した選手たちだが、4年ぶりのセンバツは13安打に加えて5盗塁。受け継がれてきたものに加えて、今大会は新たに「走力」という武器が備わっている。【藤田健志】

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