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第103回全国高校野球選手権

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「逆転の富島」意地は見せた中川右翼手

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三回表富島無死三塁、中川が右前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2018年3月29日、渡部直樹撮影 拡大
三回表富島無死三塁、中川が右前適時打を放つ=阪神甲子園球場で2018年3月29日、渡部直樹撮影

 ○星稜(石川)11-2富島(宮崎)●

 冷静に相手投手の心理を読んだ。富島の中川大輝右翼手(3年)。三回に追いつき、なおも無死三塁の好機で打席に入った。カウント2ボール。「必ずストライクを取りにくる」。星稜の先発・竹谷の真ん中の直球を逃さず引っ張って右前に運んだ。甲子園初安打が貴重な適時打になった。

 163センチ、68キロと小柄ながら、昨夏まで中軸を任されていた攻撃的な2番打者だ。昨秋の公式戦は9試合でチームトップの14打点を挙げた。この日も監督から求められる勝負強い打撃を披露した。

 出場選手中3位の打率5割5分3厘を残し、バットコントロールも巧みだ。相手投手が奥川に代わった五回1死では、真ん中高めの変化球を逃さず右前へ運んだ。

 強豪私学を相手に一時リードし、「逆転の富島」の顔としての意地は見せた。「体で負けていても、気持ちだけは負けたくなかった」。相手チームから最も警戒された打者は甲子園でひときわ大きく見えた。【浅妻博之】

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