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第103回全国高校野球選手権

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東海大相模の渡辺「基本のセンター返し」

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二回表東海大相模2死三塁、渡辺が右越え2点本塁打を放つ=阪神甲子園球場で2018年3月29日、久保玲撮影 拡大
二回表東海大相模2死三塁、渡辺が右越え2点本塁打を放つ=阪神甲子園球場で2018年3月29日、久保玲撮影

 ○東海大相模(神奈川)8-1静岡(静岡)●

 存在感を示すには十分すぎる一発だった。2試合連続2桁安打の東海大相模打線で、7番・渡辺が堂々の主役を張った。

 静岡の先発・春の武器である緩い変化球に惑わされなかった。二回2死三塁、5球目の甘く入ったチェンジアップをしっかりと懐に呼び込み、豪快なスイングで引っ張ると、右翼ポールを直撃する先制2ラン。「基本に忠実にセンター返しを心掛けたからこそ、(ファウルゾーンに)打球が切れなかった」とほほ笑んだ。

 これで高校通算37本塁打。その長打力で昨秋の神奈川大会では4番に座ったものの、年明けに毎週行われた紅白戦で結果を残せず、今大会直前までベンチ入りメンバーを外れていた。不振にあえいだ当時を「自分のことばかり考えてしまい、技術面にも影響してしまった」と振り返る。

 だからこそ、一塁手で起用される予定だった吉田のけがにより、代わって背番号3を付ける今は「チームのために」と繰り返す。この日は本塁打を含む3安打4打点と活躍をしても、好機に捕邪飛に倒れた九回の第5打席を挙げて「つなぎたいところで打ち上げてしまった。あれが一番の反省点」と謙虚だ。

 門馬監督は渡辺について「すごく良くなったわけではない」と手厳しい。それでも、7年ぶりの頂点を見据えるチームにとり、「元4番」の復調気配は頼もしい限りだ。【平本泰章】

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