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時代の波にもまれる日本企業や組織を描く「変革」第11部は、04年の球界再編問題から大きく変化してきたプロ野球のパ・リーグに迫る。

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第6部 伊藤忠商事/17 国有企業、協業難しく

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CITIC本社が入る北京市中心部の高層ビル=赤間清広撮影
CITIC本社が入る北京市中心部の高層ビル=赤間清広撮影

 神戸港の人工島ポートアイランドにある神戸市立医療センター中央市民病院。カーペットが敷かれたホテル風の待合ロビーは大勢の外来患者で埋まっている。この病院の運営を請け負うのは、伊藤忠商事と神戸製鋼所でつくる特別目的会社だ。「私たちは医療行為以外のすべてを請け負っている」。伊藤忠から出向中の中西彰(43)は語る。医薬品や医療機器の管理、病院食の提供や院内のコンビニエンスストアまで、大部分を伊藤忠グループで支えている。

 病院運営のノウハウを蓄積し、伊藤忠が狙うのは中国市場だ。中間所得層の拡大や高齢化の進展に伴い、医療や健康関連の需要は大きく伸びることが期待される。2016年9月には、提携先の中国の政府系複合企業「中国中信集団(CITIC)」子会社との間で、医療・健康関連ビジネスを展開するための合弁会社設立に向けた意向書を交わした。同年12月には、子会社社員約10人が中央市民病院を視察した。

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