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インタビュー

日本の大学教育の現状 立命館アジア太平洋大学(APU)学長・出口治明氏

出口治明氏=森忠彦撮影

 新学期がスタートする。今年1月、長らく勤めた保険業界から転身を遂げ、立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任した出口治明さん(69)。異色の経歴を持つ新学長の目に、日本の大学を取り巻く教育界の現状はどう映っているのだろうか。【森忠彦】

--就任してから3カ月になります。APUはどんな大学ですか。

 いろいろな意味で「ダイバーシティー(多様性)」にあふれた大学です。2017年度の学生数は約6000人ですが、その半数は89カ国・地域からの留学生たちです。僕の趣味は旅行で、70カ国以上を訪れましたが、それ以上の数の国の人たちが集まっている。まさに「若者の国連」です。しかも、2030年に向けたビジョンとして、「APUで学んだことを生かし、世界に散らばって、やりたいことにチャレンジして、世界を変える」という明確な目標を掲げています。日本の大企業でもこんな目標は持っていませんよ。

 APUは00年、グローバル(地球規模)とローカル(地元重視)の精神が共存する「グローカル大学」を目指し、当時の平松守彦・大分県知事や別府市の支援で開学しました。以来、約1万6000人が学び、既に146カ国・地域で活躍しています。海外24カ国・地域に同窓会組織があります。

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