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サッカー日本代表は、ベルギー遠征でのマリ戦を1-1で引き分け、ウクライナ戦は1-2で敗れた。海外組も呼ぶフル代表では昨年10月のハイチ戦から5戦未勝利と苦しんでいる。6月開幕のワールドカップ(W杯)ロシア大会に向けたチームの現在地と課題を探る。
27日のウクライナ戦を前にした記者会見でハリルホジッチ監督が突如切り出した。「少し(選手の)発言が多い。問題があれば、それはしっかり内部で解決するものだ」。23日のマリ戦の後に、監督批判ともとれる選手の発言が報道で流れた。それに反応した指揮官の言葉が、チーム内の混乱を際立たせた。
日本代表は迷っている。攻撃で言えば、ハリルホジッチ監督は就任当初から、相手DFの裏を突く縦への速い攻撃に強いこだわりを持ち、ボールを回すサッカーは「そのようなぜいたくなことはできない」と切り捨てる。しかし、選手からは疑問の声も。2度のW杯を経験しているDF長友(ガラタサライ)は「裏に抜けてバンバン蹴るサッカーだけではしんどい」と言う。
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