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第103回全国高校野球選手権

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第90回選抜高校野球 送りバント、効果的?

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犠打練習に取り組む花巻東の選手=2018年2月13日、三瓶杜萌撮影 拡大
犠打練習に取り組む花巻東の選手=2018年2月13日、三瓶杜萌撮影

 <センバツ高校野球>

 土壇場の強攻策で劇的な勝利を収めた日本航空石川。中村隆監督は送りバントのサインをほとんど出さない。試合前も「昨年の甲子園を見ても、無死一塁でのバントが10年前と比べて減っている。やはり打たないと勝てない」と話していた。

 実際はどうなのか。センバツで無死一塁の状況で送りバントを試みたケースを調べてみると、今大会は第8日までの24試合で約40%。同じ記念大会だった第80回大会は第8日までの25試合で約68%と、大きく減っている。

 プロ野球のデータ分析・コンサルティング会社「DELTA」(東京)の上田顕・戦略アドバイザーによると、過去の成績などビッグデータから野球を統計学的に分析する手法「セイバーメトリクス」が浸透する米大リーグでは送りバントが減っているという。上田さんは「送りバントは得点の最大化が期待しにくいため、序盤からの活用は得点の伸びしろを狭めると認識されている」と説明する。

 上田さんは高校野球と大リーグを一概に比較できないとした上で、「データ分析の影響を受けている指導者もいるのでは」と話す。日本高野連に加盟する3989校(2017年5月現在)の数だけチームの方針があるわけだが、高校野球のバントに対する変化の兆しが甲子園にも表れ始めている。【吉見裕都】

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