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ゆりの木荘の子どもたち/31止

ゆりの木荘の子どもたち 31

 <広げよう おはなしの輪>

文(ぶん) 富安陽子(とみやす・ようこ) 絵(え) 佐竹美保(さたけ・みほ)

 ツバキさんとサクラさんは、ゆりの木(き)荘(そう)のテラスの隅(すみ)のベンチに座(すわ)って、おしゃべりをしていました。

「本(ほん)当(とう)に不(ふ)思(し)議(ぎ)な日(ひ)だったわね。77年(ねん)も前(まえ)の自(じ)分(ぶん)に戻(もど)るなんて、おかしな気(き)分(ぶん)よ」

 ツバキさんが言(い)うと、サクラさんがうなずいて言(い)いました。

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