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筒井紘一の茶の湯つれづれ

京都・裏千家今日庵文庫長、茶道資料館副館長の筒井紘一さんが、茶の湯にまつわる逸話や思想、動向を紹介します。

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筒井紘一の茶の湯つれづれ

稽古の根本は「決定心」

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 本欄で何度か取り上げてきたのが「稽古(けいこ)」や「修業」。コツコツ続けることの重要性は言うまでもないが、それだけでは足りないと筆者は指摘する。そのことを実感する機会が訪れた。長年、茶の湯の世界に身を置いてきた筆者にとっても得難い機会だったようで--。

 平昌五輪・パラリンピックで、日本人選手らの活躍に感動した方も多かったのではないだろうか。メダルを獲得した選手も、届かずに涙を流した選手も、その練習量は我々凡人では推し量ることのできない時間をかけているに違いない。

 一流の選手は、トレーナーなどの的確な助言と指導のもとで練習を継続していくからこそ成績が上がっていく。自分勝手な練習や訓練が結果に結びつかないのは、ゴルフをされたことのある方ならば納得いただけるのではなかろうか。スポーツに限らず、能や歌舞伎などの舞台芸術、茶道・華道・香道などの伝統文化でも同様のことがいえよう。

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