メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

岡山市

JR岡山駅東口広場に電停を 路面電車乗り入れに着手 環状化も検討 /岡山

路面電車の乗り入れ事業が始まるJR岡山駅前=岡山市北区で、林田奈々撮影

 岡山市は今年度、JR岡山駅東口広場への路面電車乗り入れ事業に着手する。路面電車の軌道を駅前まで延ばし、乗客の乗り換えをしやくするためだ。また、市内を走る路面電車2路線の延伸や環状化も検討する予定で、路面電車の活用は新ステージに移ることになりそうだ。【林田奈々】

     現在、岡山駅に最も近い路面電車の電停は、岡山電気軌道の「岡山駅前」。ただ、駅から約180メートルの距離があり、大通りの市役所筋を挟んでいる。横断歩道を2回渡るか地下通路をくぐらないとJRと路面電車の乗り換えができず、乗客には不便だった。

     市はこの問題を解消するため、路面電車の駅前乗り入れを検討してきた。軌道を延伸せず、歩道橋のような歩行者用デッキで駅前と電停を渡す「デッキ方式」も選択肢の一つだったが、軌道を延ばす「平面方式」が2015年に採用された。平面方式はデッキ方式に比べて費用が安い一方、軌道が駅前の交差点を横切るため渋滞を招くとの懸念もあった。ただ、東京大に依頼した交通シミュレーションで車の信号待ちの回数は大きく変わらないとの結果が出たため、「著しい渋滞は生じない」と事業の着手に踏み切ることにした。

     市の計画では、軌道を駅方向に約100メートル延ばし、駅東口広場にホーム(計3カ所)を備えた電停を新設する。これにより、東口から電停までの距離は約40メートルに縮まる。事業費は国と岡山市、岡山電気軌道が負担する見込みだ。市の今年度予算には、都市計画決定や駅前広場のデザインなどに掛かる費用7190万円が計上された。完成時期は未定。

     ただ、平面方式には地元住民らに不安の声がある。大森雅夫市長は2月、市議会で「交通渋滞などの問題が生じた場合には、デッキも含む対策を直ちに行う」とも答弁している。

     市は今年度予算に、駅前への乗り入れ事業とは別に路面電車の延伸を検討する事業に1000万円を計上した。延伸は、01年にも岡山駅前-市役所間(約1キロ)で社会実験がされたが、実現しなかった。市内には岡山電気軌道の2路線(東山線、清輝橋線)が走っており、この環状化もプランの一つとみられている。市は今回、千日前地区(北区)に22年度開館予定の新市民会館や市中心部で進む再開発なども考慮に入れながら、人の流れを調査し、効果的な延伸プランを検討していくとしている。

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 九大の森 静寂こそ…インスタ映えで殺到、閉鎖も検討
    2. 特集ワイド 財務事務次官のセクハラ疑惑 あきれた政府の人権感覚
    3. 反セクハラ 自民・長尾氏、女性議員に「縁遠い方々」
    4. 東京入管 収容トルコ人腹痛、放置 虫垂炎と腹膜炎併発
    5. 深い傷 性暴力の現場から/上 告白の夜、夫婦で号泣 父から強姦、被害公表し支援側に

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]