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余録

「失礼ですが、どなた様ですか」と聞いたはずが…

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 「失礼ですが、どなた様ですか」と聞いたはずが、「失礼ですが、どんな玉ですか」に。「出社したら連絡させます」は「出世したら連絡させます」。電話応対は糸井重里(いとい・しげさと)さんの「ほぼ日刊イトイ新聞」が集める「言いまつがい」の宝庫である▲電話に出た新入社員が「はい、電話です!」と叫んだのは、電話にすぐ出るようにとの注意で頭がいっぱいだったからだ。近年、そんな電話応対を苦手とし、嫌う新入社員たちが急増しているらしい▲というのも、固定電話で見ず知らずの相手と話した経験のないスマホ世代だからという。研修で電話応対の基本を習っても、失敗が怖くて電話に出たくないという新人が少なくないそうだ。年配の世代には意外な社会の「壁」である▲いや、電話ばかりかパソコンが苦手な若者も今のスマホ世代には少なくないという。これも少し前の世代から見れば意外な「壁」だろう。さあ、年度が改まっての月曜日、新社会人となって初めての通勤の朝を迎えた方もおられよう▲スマホのメッセージのやりとりで仲間内の交流術にたける一方、幅広い社会的な意思疎通は苦手といわれる新入社員世代である。だが否定より肯定力、「壁」をも人の成長を促すきっかけにするのが働き方改革時代の職場文化だろう▲そんな事情で、最近は企業間でも夏ごろまでは互いの電話応対のしくじりに目くじらをたてぬ空気があるとか。「言いまつがい」によれば「はい、電話です」と答えた上司もいるから、新人よ、ひるむな。

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