大阪市営地下鉄が1日、民営化され、大阪市交通局から業務を引き継いだ新会社「大阪市高速電気軌道」(大阪メトロ)が営業を始めた。公営地下鉄の民営化は全国で初めて。この日で85年の公営の歴史に幕を閉じ、民間鉄道会社として新たな一歩を踏み出した。
1日午前5時7分、御堂筋線なかもず駅から始発電車が出発。早朝にもかかわらず集まった鉄道ファンや社員ら約60人が拍手で門出を祝った。東大阪市の会社員、杉原基哉さん(34)は「これまでと同様に安全で快適な運行をしてほしい」と話した。
大阪市営地下鉄は1933年に梅田-心斎橋間で開業した国内最古の公営地下鉄。大阪市交通局はこの日で廃止され、新会社は市が全株式を保有する。バス事業も新会社の子会社「大阪シティバス」に譲渡された。
大阪メトロの河井英明社長は「第二の創業として大阪経済の発展に寄与し、国際都市大阪の象徴になる会社を目指す」と述べた。【岡崎大輔、岡崎英遠】



