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時代の波にもまれる日本企業や組織を描く「変革」第11部は、04年の球界再編問題から大きく変化してきたプロ野球のパ・リーグに迫る。

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第6部 伊藤忠商事/18 「中国最強」威信懸け

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東京・青海のインアゴーラの倉庫では、従業員が中国から注文された商品を次々と箱に集めていく=秋本裕子撮影
東京・青海のインアゴーラの倉庫では、従業員が中国から注文された商品を次々と箱に集めていく=秋本裕子撮影

 東京と世界を結ぶ物流拠点、青海コンテナ埠頭(ふとう)に隣接する青海流通センター(東京都江東区)の一角。通路の両面に設置された高い棚は雑多な商品で埋め尽くされている。中国向けの電子商取引(EC)事業を手がける「インアゴーラ」の物流倉庫だ。化粧品や菓子、コメ、雑貨、衣料品--。インターネット経由で注文を受け、海を渡って中国各地の消費者の元に届けられる。

 インアゴーラは、中国人の最高経営責任者(CEO)、翁永飆(48)が2014年に創業し、4万種類に及ぶ日本の商品を専門に扱う。伊藤忠は17年11月に約40億円の出資を決めた。6000億円を投じた中国の政府系複合企業「中国中信集団(CITIC)」との提携では、今のところ協業などで具体的な成果が乏しく苦戦しているが、「日本企業で中国最強」を自負する商社として成長を続ける市場に切り込むための布石を打って…

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