「もうじゅう館」にいるエゾヒグマ、とんこ(メス・推定19歳)は、窓をたたいて来園者を驚かせる、いたずら好きの人気者です。でも、どうして動物園で暮らしているのか、知る方は少ないかもしれません。
19年前の4月30日、野生のエゾヒグマの母子が北海道中頓別町の街中に現れました。子連れのクマは攻撃性が増し、危険です。やむなく母グマは射殺され、子グマだけが動物園で保護されました。その子がとんこです。
動物園やクマ牧場にいるクマのほとんどは、こうした経緯で保護されたクマや、その子孫です。動物園関係者ならだれもが知る事実ですが、来園者に伝えるとショックを受ける方も多くいます。
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