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食・FOOD

残り物リメーク、お弁当に

すべて「残り物」で作られた行楽弁当
行長万里さん

 <くらしナビ ライフスタイル>

     暖かい陽気になると、花見やハイキングなどに弁当を持参することが増えてくる。「食品ロス」の問題が注目される今、残り物をリメークした「行楽弁当」に挑戦してはいかがだろう。料理研究家の行長万里さんに教えてもらった。

     余った食べ物を別の料理にリメークするのが得意な行長さんは「うまく『変身』させた料理で家族をあっと言わせてみましょう。きっと喜んでくれるし、会話も弾みます」と話す。頑張って用意した料理を捨てることほどがっかりすることはない。

     どうしても多めに作ってしまう筑前煮。刻んでご飯と混ぜ、油揚げの中に詰めて軽く煮立てると「いなり煮」に生まれ変わる。煮物の食感が残る程度に刻み、混ぜやすいようご飯を温めるのがポイントだ。生米や生野菜を詰めた油揚げをだし汁で炊き上げる鳥取の郷土料理「いただき」のように仕上がり、食べ応えは十分だ。「きんぴらや肉豆腐など、甘辛の煮物ならおいしくいただけます」

     毎日のように食べるみそ汁は、だしを取るなど意外と手間がかかる。お玉1杯分でも捨てるのはもったいない。煮詰めてから溶いた卵に混ぜ、卵焼きに。ポイントは煮詰める量。大さじ1杯分が卵を巻くのにちょうどいい。甘いのが好きなら、卵に混ぜる段階で砂糖を少々加える。

     弁当のおかずの定番、空揚げも作ってみたい。高野豆腐の煮物を一口大に切ってから、中華だしなどで味を付け、かたくり粉と小麦粉をふって煮汁も加える。焦げやすいので、揚げる際は両面を色付けする程度に。味の付いた衣はカリッと仕上がる。お肉を使わない「空揚げもどき」だが、酒のアテにもぴったりだ。

     お手軽なスイーツ「イチゴのくず餅風」も簡単にできる。残った牛乳とジャムに砂糖とかたくり粉を混ぜるだけ。冷蔵庫に眠るさまざまな味のジャムで楽しんでみよう。

     あっという間にできるリメーク術。行長さんは「素材が何でできているかを考え、使いこなすだけ」と説明する。例えば残った少量の焼き肉のたれも、さまざまな果実のうまみが詰まっている。フランスパンにぬって焼いて食べるだけでもおいしい。

     ナスのへたはつくだ煮に、グリーンアスパラの茎もスープにできる。食品ロスの講演活動にも精力的な行長さんは「まずは家庭から実践してみてください」と力を込める。応用力を身に着け、捨てずに上手に食べきりたい。【矢澤秀範、写真・中村藍】=次回は「衣」です


    空揚げもどき

     《主な材料》(2人分)

    ▽高野豆腐の煮物    2枚分

    ▽かたくり粉小さじ   2

    ▽しょうゆ小さじ    1

    ▽小麦粉小さじ     2

    ▽おろしショウガ    小さじ1/4

    ▽煮汁小さじ      2

    ▽おろしニンニク    小さじ1/4

    ▽揚げ油        適量

    ▽中華だし(ペースト状)少々

     《作り方》

    <1>高野豆腐は一口大に切るか、ちぎり、両手にはさんで水分を切る。

    <2>ボウルにしょうゆ、おろしショウガ、おろしニンニク、中華だしを入れて混ぜ、(1)を入れる。

    <3>(2)にかたくり粉、小麦粉を入れて混ぜ、煮汁も加える。

    <4>鍋に2センチほどの油を170度に熱し、返しながら約1分揚げる。

    <5>(4)の油を切り、粗熱を取り、盛り付ける。


    イチゴのくず餅風

     《主な材料》(2~3人分)

    ▽牛乳     100ミリリットル

    ▽イチゴジャム 大さじ1

    ▽砂糖     大さじ1

    ▽かたくり粉  大さじ1と1/2

    《作り方》

    <1>小鍋に材料を入れて混ぜ、混ぜながら中火で加熱する。

    <2>固まってきたら火を止め、粗熱を取る。水でぬらしたスプーンですくって、弁当用のカップに分けて、弁当箱に入れる。

    残った筑前煮をご飯に混ぜて「いなり煮」を作る

    いなり煮

     《主な材料》(2人分)

    ▽ご飯                230グラム

    ▽煮物(筑前煮、きんぴら、肉豆腐等) 80グラム

    ▽いなりずし用油揚げ         4枚

    ▽水                 1と1/2カップ

    ▽麺つゆ(3倍濃縮)         大さじ1

    ▽砂糖                小さじ1

    ▽しょうゆ              大さじ1/2

     《作り方》

    <1>ご飯は冷たければ電子レンジで温める。

    <2>煮物は食感が残る程度に刻む。

    <3>(1)に(2)を入れて混ぜ4等分にし、油揚げに詰め、ようじで留める。

    <4>フライパンに水、麺つゆ、砂糖、しょうゆを入れて煮立て、(3)を入れて強火で片面約2分、裏返して約2分加熱する。

    <5>(4)の粗熱が取れたら、半分に切って弁当箱に入れる。


    残ったみそ汁を煮詰めて溶き卵に混ぜ、「みそ卵焼き」

    みそ卵焼き

     《主な材料》(2人分)

    ▽卵         3個

    ▽みそ汁(残った物) 100ミリリットル

    ▽サラダ油      小さじ1/2

     《作り方》

    <1>みそ汁は大さじ1に煮詰める。

    <2>卵を溶きほぐし、(1)を入れて混ぜる。

    <3>卵焼きのフライパンに油を入れて(2)を3回に分けて流し入れ、卵焼きを作る。

    <4>(3)の粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切り、弁当箱に盛り付ける。

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