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ハゲタカジャーナル

ずさんな審査や手法で論文を掲載する粗悪学術誌「ハゲタカジャーナル」。安易に業績を得る手段として使われています。

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「出版社」の事務所で中古車販売も

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 インターネット専用の粗悪な学術誌(電子ジャーナル)が近年増殖を続けている。著名な研究者が出版に関わっているなどと偽り、論文の掲載料を支払う学者らを集めるものもある。どのような人物が何の目的で発行しているのか。社会科学や人文科学、自然科学とあらゆる分野の論文を掲載するとうたい、三つの電子ジャーナルを発行している「出版社」を取材した。【鳥井真平、池田知広】

 のどかな田園風景が広がる関東地方の町。出版社が法人登記している住所に足を運ぶと、かつて飲食店だった瓦屋根の建物が建っていた。看板には「料理店」「食料品販売」などと書いてある。

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【ハゲタカジャーナル】

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