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SUNDAY LIBRARY

三浦 天紗子・評『私はすでに死んでいる』アニル・アナンサスワーミー/著

自己を揺さぶる病気が問いかける自己の正体

◆『私はすでに死んでいる』アニル・アナンサスワーミー/著、藤井留美/訳(紀伊國屋書店/税別2200円)

 本書はとても衝撃的な症例の紹介から始まる。自分が死んでいると思い込んだり、身体の一部や臓器が喪失(あるいは腐敗)してしまったと主張したり、逆に不死感を持つこともある「コタール症候群」。初めてコタール症候群の診断が下された19世紀のエピソードや、現代の患者と対峙(たいじ)した医師へのインタビュー、患者の脳の検査結果など、さまざまな角度から、脳の機能障害とゆがんだ「自己」との関わりを探っていく。

 この病を皮切りに、〈自己感覚〉を混乱させる他の病についても、章別に紹介されていく。自己感覚とは、脳…

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