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水説

まだ何者でもない=中村秀明

 <sui-setsu>

 毎年、この季節になると、社会人最初のしくじりを思い出す。

 まだ1行も記事を書いていなかった入社2週目。会社の主な幹部が顔をそろえ、新人を配属先に送り出す「壮行会」でやった。

 お酒も入り、明日は徳島支局へ行く高揚感もあったのか、全支局を統括する地方部長に向かって「どちらの部の方でしたか?」と尋ねたのである。相手は、新人記者を教育する地方支局の上司のそのまた上司の上司という存在であり、研修中に何度も顔を見ていたはずなのに、である。

 ムッとした顔は今も鮮明におぼえているが、その先のやりとりはまるで記憶にない。同期入社の中では少々長かった7年3カ月の地方支局勤務につながっていたかも定かではない。

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