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第93回センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から4月1日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

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父の背を追い 智弁和歌山・黒川選手

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智弁和歌山の黒川史陽選手=阪神甲子園球場で2018年4月3日、猪飼健史撮影 拡大
智弁和歌山の黒川史陽選手=阪神甲子園球場で2018年4月3日、猪飼健史撮影

 センバツ第12日の4日の決勝は、智弁和歌山-大阪桐蔭の近畿勢対決となった。公式戦ではたびたび激突するライバルも、センバツでは初の対決とあって甲子園球場には試合前から大観衆が詰めかけ、熱気に包まれた。【日向梓、今野悠貴、三瓶杜萌】

 智弁和歌山の黒川史陽(ふみや)選手(2年)は、1993年のセンバツ覇者、上宮(大阪)の主将だった父洋行(ひろゆき)さん(42)からアドバイスを受け、今大会もチームを勝利に導く好打を放ってきた。決勝の舞台に立った今、父は「憧れではなく負けたくない存在」。肩を並べるため、この日に臨んだ。

 東海大相模(神奈川)との3日の準決勝、2点を追う八回2死一、二塁。打席に立つ冨田泰生選手(3年)に「次の俺に絶対回してください」と告げた。四球で満塁となり、自らは打球を中前に運んで同点のタイムリー。チームはその後勝ち越し値千金の好打だった。

 奈良県河合町の「野球一家」育ち。3人兄弟の2番目で、兄大雅(たいが)さん(20)は日南学園(宮崎)に進み、2016年春夏、甲子園に出場。自身も父と兄の後を追うべく、強豪の智弁和歌山に進んだ。父は自身の経験からアドバイスしてくれる。センバツの期間中は、試合の録画を誰よりも長くチェックする。

 大阪桐蔭には、昨夏の甲子園や秋の近畿大会決勝で敗れている。「決勝での対決は一番望んでいた状況」。試合で完全燃焼したことを父に報告する。【木原真希、日向梓】

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