特集

第93回センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から4月1日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

特集一覧

選抜高校野球

「ベストは尽くせた」三重の定本拓真投手

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
【三重-大阪桐蔭】三重先発の定本拓真投手=阪神甲子園球場で2018年4月3日、猪飼健史撮影 拡大
【三重-大阪桐蔭】三重先発の定本拓真投手=阪神甲子園球場で2018年4月3日、猪飼健史撮影

 ○大阪桐蔭(大阪)3-2三重(三重)●

 全身全霊で投げた163球だった。三重の定本拓真投手(3年)。大阪桐蔭打線を伸びのある直球と緩急をつけたフォークで苦しめ、前回王者をあと一歩まで追い詰めた。

 六回に浴びた山田のソロによる1失点に抑え、1点リードで迎えた九回。投球フォームに違和感を覚えた。左腕を前に出す時、抑えが利かずに左肩が上がってしまう。制球がままならなくなり、先頭打者に四球を与えるなどで1死一、二塁のピンチを招き、小泉に外寄りの甘い直球を右前に運ばれた。だが、ここで「もう点は許さない」と奮い立ち、直球中心の組み立てで後続を断ち、延長戦に持ち込んだ。

 昨秋は体の成長にフォームの修正が追いつかず、防御率5・51。冬場に左足を踏み出す幅を狭め、体幹のぶれを減らして制球を安定させた。投球に角度もついて球威も取り戻し、今大会初戦を完封で飾った。初体験の延長十二回で力尽き、「まだまだ力不足」と認める一方で「ベストは尽くせた」と満足感も。強豪相手の好投で、確かな自信も得た。【田中将隆】

次に読みたい

あわせて読みたい