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メディアの戦後史

朝日新聞襲撃事件 「未解決」社会を不安定に

朝日新聞阪神支局襲撃事件を伝える毎日新聞1987年5月4日朝刊1面(東京本社最終版)
朝日新聞阪神支局襲撃事件を伝える毎日新聞1987年5月4日朝刊1面(東京本社最終版)

 政治的テロによって記者が殺害される事件が国内で起きた。

 1987年5月3日午後8時15分ごろ、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局2階編集室に目出し帽の男が侵入し、犬飼兵衛記者(当時42歳)、小尻知博記者(当時29歳)に散弾銃で発砲。小尻記者は死亡、犬飼記者が重傷を負った。

 広島県呉市出身の小尻さんは盛岡支局を経て、阪神支局に勤務する6年目の若手記者だった。

 3日後、「赤報隊」名で「すべての朝日社員に死刑を言いわたす。きょうの関西での動きはてはじめである」「反日分子には極刑あるのみである」と書かれた犯行声明文が共同・時事両通信社に届いた。約3年4カ月の間に、赤報隊を名乗る犯人による計8件の襲撃・脅迫事件が発生。いずれも未解決になっている。

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