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我らが少女A

/242 第7章 3=高村薫 田中和枝・挿画監修

 真弓は娘をベビーベッドに寝かせて、夫の亨と二人きりで向き合う。補修した塗料が剥がれ落ちて汚れた下地があらわになる、こんな日がいつか来ることは、ずいぶん前から分かっていた、と思う。問題はそれがいつになるか、だけだったのだ、と。もっとも、この程度の状況は、平均的な結婚生活にとっては危機ですらないというほうが正しいが、いまの真弓にはそんな判断をする余裕はない。

 先にヒステリーを起こしたのは真弓だったが、夫が返してきたのは一言、君の考えていることが分からなくな…

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