特集

第93回センバツ高校野球

第93回選抜高校野球大会の特集サイトです。3月19日から4月1日まで阪神甲子園球場での熱戦を全試合ライブ中継します。

特集一覧

第90回選抜高校野球

大阪桐蔭5-2智弁和歌山 結束力の春連覇 中村順司・元PL学園監督

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷

 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 大阪桐蔭は準決勝を逆転勝ちし、決勝も後攻だったので、気持ちの上でゆとりがあった。2点を取られてもすぐに取り返し、自分たちのペースで試合をやっていた。根尾君も投げ急ぐことなく、ゆっくりした間合いで内角も攻め切れていた。智弁和歌山の池田君もコーナーワークが良く、低めを突いていたが、大阪桐蔭打線はバットのトップの位置が力強かった。バットを寝かせると高めを打ちやすく、立てると低めが打ちやすいが、45度が一番打球が飛んでいく角度だ。大阪桐蔭はそれができていた。

 私が春連覇したのは36年前。新任監督として吉村禎章(現巨人1軍打撃総合コーチ)らに勝たせてもらったのが1回目。2年目は前年の選手がほとんど残っていなかったが決勝で先頭打者本塁打やランニング満塁本塁打が出て連覇した。夏で3年生が引退して選手が変わるので、春夏連覇に比べて春連覇は難しい。

 大阪桐蔭は今大会5試合で46得点、失点7。攻撃のチームであり、投手力も安定していた。連覇の要因は昨夏の甲子園での敗戦。中川君が一塁ベースへの触塁が遅れたことで打者走者を生かしてしまい、逆転サヨナラ負けをして春夏連覇を逃した。中川君を当時の3年生が励ましているシーンからこのチームはスタートしたと思う。西谷監督が中川君を主将にしたことで、チームの結束力も増した。

 西谷監督は甲子園での優勝回数が私の6回に並んだが、これからも増やしてほしい。【元PL学園監督、名古屋商大総監督】


 ■人物略歴

なかむら・じゅんじ

 1946年福岡県生まれ。80年8月からPL学園の監督を務め、81、82年にセンバツ連覇、87年に春夏連覇を達成。98年センバツを最後に勇退した。甲子園に春夏16回出場し、歴代2位の通算58勝(10敗)。

次に読みたい

あわせて読みたい