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手探りの道徳

教科化元年/上 「考える」授業、戸惑いも 書店には評価文例集

道徳の公開授業で語りかける岡本治美教諭。結論を押しつけず、子どもたちの議論の調整役に徹した=東京都国分寺市の市立第五小学校で2月、水戸健一撮影

 ヨットレースで先頭を走るチームの選手が海に投げ出された。メダルを狙える後続のチームはレースと人命救助のどちらを優先すべきか--。東京都国分寺市立第五小学校で2月にあった道徳の公開授業。「海に落ちたのを見て後ろの選手はどんなことを考えたのかな」。担任の岡本治美教諭が4年生の27人に問いかけると、次々と手が挙がった。

 題材は1964年の東京五輪でライバルを救った兄弟の物語。「命は取り戻せないけど、メダルはまた狙える」「国に金メダルを持ち帰るために練習してきた。海に落ちた選手は他の船が助ける」。選手に自身を重ねて葛藤し、意見を出し合う子どもたちの姿に、岡本教諭は手応えを感じた。

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