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第93回センバツ高校野球

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第90回選抜高校野球

大会を終えて 大阪桐蔭、際立つ投手力 打高投低続く中、失点7

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 <2018 第90回記念センバツ高校野球>

 4日閉幕した第90回記念選抜高校野球大会は大会史上最多のサヨナラ本塁打3本、サヨナラ試合7試合と劇的な幕切れが多かった。大会通算安打数616は前回樹立した大会記録を8本更新。「打高投低」の傾向が続く中、史上3校目の連覇を達成した大阪桐蔭は全5試合で計7失点と投手力が目立った。

 史上初の2年連続センバツ優勝投手となった大阪桐蔭の右腕・根尾は決勝を含む2試合で完投し、準決勝では延長十二回まで8回無失点の好救援。右腕・柿木も3試合に先発し、防御率1・20と安定していた。守りも3失策と堅かった。エンドランを多用した攻撃も光った。

 準優勝の智弁和歌山は準々決勝と準決勝で、いずれも5点差をはね返して延長戦を制した。今大会7打点を挙げた6番・黒川を中心に集中打を見せ、打球の鋭さとともに強打復活を印象づけた。

 大会通算四死球数は318と初めて300台に乗った(第19、20回は記録不明)。同じ35試合だった第85回(2013年)の222、36試合だった第80回(08年)の225と比べて大幅増。完投した投手は延べ25人と前回の30人から減少し、複数投手制が一層浸透したといえるが、大会の安打数や四死球数の多さからは全体的に好投手が少なく、エース以外の投手の力不足が否めないことも確かだ。

 3回戦以降にエース右腕・斎藤を救援に回して4強入りした東海大相模(神奈川)をはじめ、星稜(石川)、乙訓(京都)、近江(滋賀)などはエースや好調な投手を救援で起用。高校球界で主流だった「先発はエース」ではなく、新たな潮流が出てきた。ただし、「リリーフエース」につなぐ前に大量失点するケースもあり、やはり大阪桐蔭や定本、福田の両右腕を擁して4強入りした三重のように、完投能力のある投手を複数抱えたチームは安定している。

 今大会から甲子園大会で導入されたタイブレーク制度が適用された試合はなかった。雨天順延がなく、2年ぶりに休養日が実施された。【安田光高】

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