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復興の陰で

熊本地震2年/1(その1) 助成打ち切り、受診我慢

児成さん(右)にたしなめられ、笑ってごまかす西本さん。左膝を手のひらでさすり続けていた=熊本県甲佐町で、福岡賢正撮影

 「早う死ぬっとよかつばってん……」

 熊本県甲佐町の白旗仮設団地で暮らす西本浪子さん(82)がぽつりと漏らした。

 「またそぎゃんこつば言うて」。団地の自治会長、児成(こなり)豊さん(63)がたしなめると、西本さんはニコッと笑ったが、彼女の左手は痛めている左膝をしきりにさすり続けていた。

 2016年4月の熊本地震で西本さんの自宅は全壊した。慣れない避難生活で元々悪かった左膝の症状が進んだ。医師からは入院して手術が必要と言われているが、夫安幸さん(82)も背骨の圧迫骨折をこじらせ2月末に手術を受けて入院中だ。年金暮らしで2人分の治療費は負担できず、治療を先延ばしにしている。

 「足の上がらんけんバスも乗りきらん。腫れとるところばせせり(触り)なっと痛かし、よぼよぼたい」

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