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潮干狩り

鹿島灘沿岸で大幅縮小 ハマグリの稚貝保護

潮干狩り可能区域を示した看板。可能な区域では多くの家族連れが潮干狩りや水遊びを楽しんでいた=茨城県大洗町大貫町で2018年4月4日、吉田卓矢撮影

可能エリアは22キロから2.9キロに

 茨城県の鹿島灘沿岸で広く認められていた潮干狩り可能エリアが今年度から大幅に減少する。これまで沿岸の砂浜計約22キロで可能だったが、1日からは4区域・計約2.9キロ以外は禁止となった。ハマグリの資源保護が目的で、漁業権を管理する鹿島灘漁業権共有組合連合会や県は、周知に力を入れている。【吉田卓矢】

     潮干狩りが認められる4区域は、大洗サンビーチ(第1、第2ビーチ、大洗町)▽大竹海岸鉾田(鉾田市)▽下津(鹿嶋市)▽日川浜(神栖市)--の各海水浴場。県は今年度、周知などのため約420万円の予算を計上した。

     鹿島灘沿岸は天然のハマグリが採れる場所として、春から初夏にかけて県内外から多くの潮干狩り客が訪れる。鹿島灘、大洗町、はさきの3漁協でつくる同連合会はこれまで、採取量や道具に制限を設けたうえで、計約22キロで採取を無料で認めていた。

     しかし県漁政課などによると、数年に1度の頻度で確認されるハマグリの稚貝の大発生は2014年までの約20年間無く、1998年に約1万5000トンあった水深3~15メートルでのハマグリの現存量(推計値)も16年には約1000トンに減少。漁獲高も16年は99トンで、ピーク時(1993年)の約5%にまで落ち込んだ。

     そんな中、15年は、前年に生まれた稚貝の大発生を20年ぶりに確認。1平方メートルあたり約4000個確認できた場所もあった。ハマグリは成長に5年以上かかる上、稚貝は潮干狩り客が多い波打ち際に生息する。久しぶりに大発生した稚貝を保護するため、同連合会は潮干狩りの規制について昨年8月から県や沿岸4市町などと協議してきた。

     4日も大洗サンビーチでは、多くの家族連れらが潮干狩りを楽しんでいた。エリアが限られたこともあり、毎年来る人は「例年より混んでいる」と話すが、古河市久能の会社員、飯島学夫さん(33)は「天然のハマグリを守っていくのは大切なこと」。宇都宮市の会社員、岩井大さん(52)も「潮干狩りは毎年の楽しみ。資源を守るための制限はいいこと。利用者もルールを守らないと」と、多くの人が制限を好意的に捉えていた。

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