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NPO

がん患者の美容を支援 都内に専門施設

医療用ウイッグをがん患者に合わせる赤木勝幸代表=名古屋市千種区のアピアランスサポートセンターあいちで(全国福祉理美容師養成協会提供)

 がん治療による頭髪の悩みや肌、爪の荒れを専門にケアする美容施設「アピアランスサポートセンターTOKYO」が5月1日、東京都文京区にオープンする。仕事を持ちながら治療を受けるがん患者は30万人を超え、外見(アピアランス)のケアの需要が増している。開設するNPO法人「全国福祉理美容師養成協会」代表の赤木勝幸さん(50)は「美容の力で、患者が自分らしさを取り戻せるよう応援したい」と意気込む。

     働きながらがんの治療を受ける患者が国内で増え、国立がん研究センター中央病院(東京都中央区)が2013年に支援センターを設けるなど、外見をケアする需要が高まっている。しかし、相談から施術まで受けられる専門の施設はまだ少ない。

     美容師として高齢者や障害者の訪問ヘアカットをしていた赤木さんは、10年にがん患者の美容支援を始めた。16年には愛知県がんセンター(名古屋市)の近くにアピアランスサポートセンターを開き、安い人毛100%の医療用ウイッグ(かつら)の製作など髪の相談や爪のケアに対応。がん患者をケアする美容師の育成に力を入れ、研修を受けた美容師のいる全国約100カ所の美容室を紹介するなど遠方からの相談に応じてきた。今回、多くの要望を受けたことから、東京での開設を決めた。

     がん患者の利便性を図るため、施設は順天堂医院や東京大病院など大学病院の近くを選んだ。予約制で、美容師やネイリストが相談を受ける。事務局長の岩岡ひとみさん(39)は「『髪よりも命』と軽視されがちだった昔と違い、最近は見た目に自信が持てると治療にもよいと医療者にも理解されている。外見ケアの効果を多くの人に知ってほしい」と話している。

     開設を補助するための資金をクラウドファンディングで募集している。目標は600万円で、4月20日まで。詳細はhttp://readyfor.jp/projects/apisuppotokyo。【高野聡】

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