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虐待

40代障害男性を20年以上檻に 兵庫・三田

 兵庫県三田市で40代の障害男性が20年以上、自宅に隣接するプレハブ内の檻(おり)で生活を強いられていたことが6日、捜査関係者への取材で分かった。目立った健康被害は確認されていないが、市は70代の父親らから事情を聴き虐待に当たると判断、男性を福祉施設に入所させた。県警は監禁の疑いもあるとみて捜査を進めている。

 市によると、今年1月16日に「障害のある男性が家族に行動を制限されている」と通報があった。担当職員らが2日後に訪問。プレハブ内に南京錠がかけられた木製檻(高さ約1メートル、幅約1・8メートル、奥行き約90センチ)があり、男性が生活していた。プレハブに暖房器具やエアコンがあり、檻にペット用トイレシートが敷かれていた。一日の大半を過ごしていたとみられる。

 男性は長男で、自宅には父親の他、女性の家族もいるとみられる。家族の市に対する説明では、男性が16歳ごろから暴れるようになったためプレハブで過ごさせ、壁などをたたかないよう檻を作って入れた。食事は自宅で家族と一緒に食べ、入浴させていたが、家族の留守中は檻に入れた。父親は市に対し、「長男は精神疾患がある」と説明している。

 男性が義務教育を終えてから市に転入。福祉サービスの利用もなく市は通報まで障害者と把握していなかった。一方、檻にいるのを確認した1月18日の後も約1カ月間、警察に連絡していなかった。

 大阪府寝屋川市では昨年12月、精神疾患と診断された娘が監禁されて衰弱の末に凍死し、両親が監禁と保護責任者遺棄致死の罪で逮捕、起訴されている。三田市は取材に対し、「異常な状態だったが、男性の健康状態や家族の対応から緊急性はないと判断した」と説明している。【粟飯原浩】

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