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ひと・ちば

自分流の「激しさ」貫く ケーナ奏者・溝口祥夫さん(48) /千葉

 名曲「コンドルは飛んでいく」などで知られる南米の民族音楽・フォルクローレの縦笛「ケーナ」の魅力にとりつかれて33年。フォルクローレの哀愁を感じさせるメロディーに強いリズムを取った激しい演奏が持ち味だ。「YOSHIO」の名で県内のライブハウスを中心に年間約80件の演奏をこなす。

     ケーナとの出会いは高校1年の音楽の授業だ。世界の民族音楽を聞く中、その音色に強くひかれた。「何か自分の心に訴えるものがあった」。ヤマハ銀座店(東京)に行き、前借りしたお小遣いで、現在も愛用しているケーナを1万円で購入し、独学で学んだ。早稲田大に進学後は同大と東京大のサークルで研さんを重ねた。

     卒業後も会社勤務の傍ら、サークルで知り合ったTAKUYAさんとギターとケーナのユニットを結成。そのころ「クイーン」や「ローリング・ストーンズ」などのロックバンドの音楽も聞くようになり「ケーナで激しい音楽をやりたい」という意欲が湧いた。

     2012年、福島県川俣町で毎年開催されるフォルクローレの音楽祭「コスキン・エン・ハポン」で、アルゼンチンのコスキン市で開かれる音楽祭に出演する日本代表に選ばれた。翌年1月に本場の舞台に立ち、聴衆たちからスタンディングオベーションを受けた。

     現在はケーナ1本の単独演奏会も行う。今年秋には自主製作でCDを出す予定だ。個性の強い演奏スタイルは時に批判されることもあるが、自分流を貫いてきた。ケーナは決して知名度の高い楽器ではないが、「変わった楽器でもいろんなことができるということを伝えたい」と思っている。【小林多美子】


     ■人物略歴

    みぞぐち・よしお

     1969年山口県宇部市生まれ。5歳のころから船橋市に暮らす。現在は予備校職員をしながら、松戸市のライブハウス「新松戸ファイアバード」を中心に演奏活動を行う。詳細はブログhttp://yoshioquena.cocolog-nifty.com/

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