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持田叙子・評 『玄鳥さりて』=葉室麟・著

 (新潮社・1620円)

心の王国に独り生きる男の覚悟が輝く

 真実一路、純情一路。

 このせちがらい世の中で、そんな純粋はまずあり得ない。

 しかし一方、清らかに高らかに燃える魂のイメージを、ときに胸に抱かなくては虚(むな)しくて生きられないのも、人生の事実だ。

 葉室麟は地方紙の記者をつとめ、五十三歳でデビューした。歴史文学賞を受けた『乾山晩愁』以来、歴史・時代小説ひとすじ。多くの作品をあらわし、昨年六十六歳で亡くなった。

 江戸時代を書くことが目だつが、戦国や万葉集の時代も書く。実在の人物も架空の人物も躍動させる。

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