メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

選挙

南房総市長選/東金市長選/山武市長選 3市長選告示 南房総、石井氏無投票4選「市民の負託に応える」 /千葉

 任期満了に伴う東金、南房総、山武の3市長選が8日、告示された。南房総市長選は現職が無投票で4選を決めた。東金、山武両市長選はいずれも新人同士の一騎打ちとなった。同日には南房総市議選と、東金、山武両市議補選も告示された。それぞれ15日に投開票される。【中島章隆、金沢衛、町野幸】

     南房総市長選は現職の石井裕氏(52)以外に立候補の届け出はなく、3回連続の無投票で石井氏の4選が決まった。

     石井氏は午後6時から同市千倉町の選挙事務所で支持者に囲まれ、祝福を受けた。石井氏は「選挙のある、なしに関わらず、市民の間にさまざまな批判の声があるのは承知している。慢心せず、市民の負託に応えたい」と表情を引き締めた。

     また、定数が20から18に削減した同市議選には現職17人と新人5人の計22人が立候補した。7日現在の選挙人名簿登録者数は3万4322人。


     ■解説

    医療の空白解消が課題

     12年前、市町村合併で新たに誕生した南房総市の初代市長に40歳の若さで就任した石井裕氏が連続3回無投票当選し、4期目の市政運営を託された。

     「合併に伴う地方交付税の加算や、合併特例債などの優遇措置は合併後15年でなくなるが、先を見通し、十分な基金を積み備えてきた」と石井氏は胸を張る。4期16年を一つの区切りと考える発言とも受け取られる。

     無投票当選が続いているが、石井氏への批判がないわけではない。議会は少数与党で、当初予算案が否決され、専決処分が承認されなかったこともある。

     それでも選挙で対抗馬が出てこないのは市の地形が影響しているのだろう。内房から外房にかけて、もともと風土も気質も違う7町村の集合体。外房の旧千倉町出身の石井氏は衆院議員秘書時代、内房地区を担当した。双方での知名度の高さが強みとなっている。

     一方、安房地域の中心である館山市を取り囲む地形は、市の求心力欠如をもたらす。その象徴が市庁舎の配置だ。今も分散する旧3役場を使っている。石井氏は4年前の選挙で、新庁舎建設を公約に掲げたが、どこにつくるか意見を集約できず、途中で断念した。

     医師不足で労働基準監督署から是正勧告された市立富山国保病院は9月1日から夜間休日診療を中止する。高齢化が進む中、医療の穴をどう埋めるか。旧町村時代にそれぞれにあった公共施設をどう再編し、活用するか。4期目も課題山積の船出となった。【中島章隆】


    南房総市長略歴

    石井裕(いしい・ゆたか) 52 無現(4)

     [元]県議▽安房郡市広域市町村圏事務組合理事長[歴]衆院議員秘書▽日大


    南房総市議選立候補者(定数18-22)=届け出順

    高木幹男 67 無現

    安田美由貴 38 共現

    関寿夫 62 無現

    神作紀史 40 無新

    辻貞夫 74 無現

    青木建二 45 無現

    川崎慎一 68 無現

    鈴木克哉 53 無新

    阿部美津江 55 公現

    鈴木直一 70 無現

    木曽貴夫 64 無現

    飯田彰一 67 無現

    山田一洋 47 無新

    川上清 61 無現

    寺沢利郎 69 無現

    石井教宇 61 無新

    平川幸男 65 無現

    栗原保博 74 無現

    青木正孝 75 無現

    長谷川博 70 無現

    峯隆司 57 無現

    近藤博 70 無新


    東金は新人2氏

     東金市長選は、元市議で会社役員の前嶋里奈氏(53)=自民推薦=と、元千葉市職員で行政書士の鹿間陸郎氏(67)の無所属新人2人が立候補を届け出た。

     前嶋氏は出陣式で、東千葉メディカルセンターの早期経営安定化、高齢者や子育て世代に優しい街、未来への投資の3点を掲げ、「東金に優しい風、新しい風、クリーンな風を吹かす」と訴えた。

     鹿間氏は街頭演説で、危機的な市の財政、東千葉メディカルセンターの不健全な経営、地域活性化の3点を課題として挙げ、「東金を活性化させ、元気な東金をつくりたい」と呼びかけた。

     市議補選(改選数1)には元職1、新人2の計3人が立候補を届け出た。

     7日現在の選挙人名簿登録者数は4万9744人。


    東金市長選立候補者(届け出順)

    前嶋里奈(まえじま・りな) 53 無新

     [元]市議▽自民党県女性局長代理▽飲食業取締役[歴]電子部品メーカー社員▽フェリス女学院大=[自]

    鹿間陸郎(しかま・りくろう) 67 無新

     行政書士[歴]千葉市中央図書館長・国際交流課長・中央区副区長▽青学大


    東金市議補選立候補者(改選数1-3)=届け出順

    佐瀬幸世 41 無新

    伊藤博幸 53 無元

    佐瀬幸治 42 無新


    山武も一騎打ち

     山武市長選は、旧山武町長を務め県議を3期途中で辞めて臨む松下浩明氏(57)=自民推薦=と、前回選で現職の椎名千収市長(72)に小差で敗れて再挑戦となる元市議の小川一馬氏(63)の無所属新人2人が立候補した。

     松下氏は同市津辺で出陣式に臨み、「県議として椎名市長とともに市の発展に取り組んできた。今度はトップとなり、さらに頑張っていきたい」と訴え、人口減対策に力を入れることを強調した。

     小川氏は同市殿台で第一声。小中学校の統廃合に対して「地域社会を守る」と見直しを主張し、「安心してこの地域で暮らしてもらえる医療環境を目指す」と救急医療体制の整備を掲げた。

     市議補選(改選数2)には、元職2人、新人3人の計5人が立候補を届け出た。

     7日現在の選挙人名簿登録者数は4万5415人。


    山武市長選立候補者(届け出順)

    松下浩明(まつした・ひろあき) 57 無新

     [元]県議▽[元]飲食店経営▽山武郡市空手道連盟会長[歴]山武町議▽山武町長▽千葉経済短大=[自]

    小川一馬(おがわ・かずま) 63 無新

     自民党支部幹事長▽市観光協会理事▽旅館社長[歴]蓮沼村議▽山武市議▽県立東金商業高


    山武市議補選立候補者(改選数2-5)=届け出順

    林善和 66 無元

    斎藤昌秀 33 無新

    桜田基介 43 無新

    小川豊 44 無新

    清宮央行 62 無元

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. 近鉄 橋梁上の線路ゆがむ 再開めど立たず 南大阪線
    2. 強制わいせつ 容疑でTOKIOの山口メンバーを書類送検
    3. 山口メンバー書類送検 各テレビ局、出演番組を差し替え
    4. 警視庁 仮面ライダー俳優を再逮捕 強制わいせつ未遂容疑
    5. 北朝鮮 威嚇のち融和 正恩氏の真意は

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]