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記者の目

長崎 LCAC夜間訓練問題 本気で米軍と交渉を=浅野孝仁(長崎支局)

近隣住民が見守る中、夜間訓練に向かう米軍のLCAC。日没後、駐機場に戻った=長崎県西海市で2017年12月6日午後4時30分、浅野孝仁撮影

 九州のほぼ西端にある長崎県西海市沖で、米海軍がエアクッション型揚陸艇(LCAC)の夜間訓練を繰り返している。騒音が激しいLCACについて、夜間や早朝の航行はしないよう九州防衛局が米軍と調整するという協定を市と同局が結んでいるが、市の度重なる中止要請も全く効果がなく、同局幹部からは「(協定は)努力規定」と耳を疑う発言まで飛び出した。各地で相次ぐ米軍機トラブルでも地元の声が届かない現状に思うことがある。住民の声を無視した形で、国の安全保障政策は成り立つのか、と。

 2日午後7時半過ぎ、日が落ちて静寂に包まれた西海市沿岸の海上に「ゴーッ」という重低音が響きわたり、灰色の機体が姿を現した。沖合での訓練を終え、同市横瀬地区の駐機場へ戻るLCACだ。ホーバークラフト型の高速水陸両用艇で、兵員や車両、物資などの揚陸にあたる。

 夜間訓練は昨年11月以降、断続的に続けられ、騒音は最大で、「騒々しい工場」並みの90デシベル超を計測した。訓練ルート近くに住む川口繁之さん(66)は、ひどい時にはテレビや電話の音が聞こえないといい、「米軍や防衛局を信頼していたわけではないが、地域の人は怒りを通り越して落胆している」と語る。

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