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試練の再始動

政策編/上 支持なき2%目標 物価上昇が生活圧迫

値上がりした納豆を販売するコーナーで買い物する客=東京都足立区で2018年4月4日午後、竹下理子撮影

 4月上旬の夕方、東京都足立区の住宅街にある「ベニースーパー」は夕飯の食材を探す買い物客でにぎわっていた。安さが人気のスーパーだが、この春、商品の値札に変化がみられた。原料価格や人件費の上昇を受け、売れ筋の3パック入り納豆を税抜き78円から88円にするなど一部の商品を値上げしたのだ。

 元建築業の男性(68)は「年金生活になって、チラシを見比べて買い物に来るようになった。物価が上がると家計が苦しいからね」と苦笑する。夫が建築部品会社に勤めるという主婦(43)も「給料は少し増えたけど、それより物の値段が上がった印象が強い。物価が上がって良いことはまったくない」と不満顔だった。

 「デフレ脱却への総仕上げ」を掲げ、9日再スタートを切った黒田東彦総裁。だが2013年3月の就任後5…

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